2020年11月吉日 施設長退任挨拶

 霜が朝日にキラキラと溶けていく様子に清々しい一日の始まりを感じる初霜の候、ご清栄のことと存じ上げます。
 私事ではございますが、11月30日をもちまして、施設長を退任させていただくこととなりました。
 生活相談員から11年4ヶ月の勤務ではございましたが、在任中は、ご利用者様、ご家族様には一方ならぬご指導、ご鞭撻をいただき心から感謝申し上げます。
 相談援助業務のみの経験しかない私には施設運営は大役でありました。しかし、理事長はじめ各役員、関連施設長等の適切なアドバイスにより今日までその職を全うすることができました。
 また、栗東すみれ園の全職員、そして何よりもご利用者様、ご家族様、ボランティアの方や地域の方々の温かいご支援ご協力のお陰であると思っております。

 私の尊敬する元上司より教えて頂いた言葉、
『生活相談員はひとりでは何もできない。ご利用者様、ご家族様は勿論、介護職員、看護職員、事務職員、管理栄養士などの力を借りて初めて業務を行うことができる。』
 施設長になってから更に心に刻んでおります。

 今後、福祉業界は更に人材が不足してくると考えられます。しかし、栗東すみれ園は難局をチーム力で乗り越えていってくれると信じております。
 最後となりましたが、皆様の益々のご多幸、ご健勝を念じ、ご活躍を祈念して挨拶とさせていただきます。

令和2年11月吉日
施設長  野口 直樹